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- 即時負荷 イミディエート ローディング

(仮歯は当日に入ります!)
当院の2006年~2010年は即時負荷の年でした
即時負荷とは 数日の間にインプラントに上部構造を作成し
早期にインプラント体を固定することにより
早い時期に機能的咬合が可能となった術式です
即時負荷は『世界最先端の技術』と言えます




一般にリスクの高いケースと言われる高齢者ほど この術式は有効だと言う事を実感します
なぜなら 従来ならインプラント手術をした傷がある上に入れ歯を乗せなければならないので
数ヶ月さらに不自由な状態となります 老齢ではこの不自由な時間は 重くのしかかってきます
1日で 仮歯まで 入れる 即時負荷の術式のひとつですが
かなり 骨量の多い方だけに 有効な技術です
いかに 鉄骨支柱を少なくして 家を建てるか
そんな 発想から生まれている技術なのです

片顎で14本歯がない無歯顎の方の場合 インプラントを10~14本埋め込む手術が一般的でしたが
日常生活に必要な12本(片顎)の人工の歯を支えるために必要なインプラントは
4本にできることがわかったのです
それがポルトガルのパウロ・マローが開発した技術:オールオン4です
つまり必要最少本数(4本)で 上または下の歯をすべて支える――
これが ALL ON 4 (オールオンフォー)の考え方です
たとえば下顎ならば 下歯槽神経 上顎には 上顎洞という解剖学的制約があり
理想の場所にインプラントがいれられない場合があります
ならば 下歯槽神経のない 第一小臼歯より前方に4本イの長いンプラントを埋入したなら
早期に荷重を負荷してもインプラントに微小動揺をおこさず インプラントは骨と結合にいたる
というのがこのオールオン4の術式です
さらに特筆すべきは 最後方のインプラントは傾けて埋入し すこしでも骨に荷重がかかる部分を
後ろにかける様に配慮し 4本のインプラントのネック部を結ぶ線は ある程度の面積を
有する平行四辺形を形成するように配置して 咬合力を分散することが
この技術の要であります

オールオン4は 最も後方のインプラントを神経を避けて傾けて埋入することにより
臼歯にかかる咬合力を 分散しています
インプラントは頚部にほとんどの力がかかると言われているからです
しかし 下図の建築物にの様に支持に対して力学的不安定を内因しています

インプラント頚部を結んだ線の形成する平行四辺形はそこそこに面積を有しますが
しかし 右上のように てこの力が インプラントにかかる 建築物に似ており
オールオン4は このような 不安定状態を 受け入れた 術式なのです

とこらが 東洋人のほとんどが骨量が少なく 上図のようになります
こうなると 傾斜してインプラントを埋入するメリットは ほとんど無くなります

インプラントの頚部を結んだ平行四辺形の面積は著しく小さくなる
建築物で言えば 右上図の様に 更に不安定な設計となります

たとえば 骨量の少ないケースでは 上図の様に 最も後方のインプラントを垂直に埋入しても
力学的要因は同じです
骨量の少ないケース1 ケース2は 結局同じリスクなのです

補綴上 不便が多い 傾斜埋入を避けて 4本のインプラントで支える即時負荷の人工歯は
小臼歯までとし正規模とする 同時に 神経の上で 神経に至らない長さのインプラントを
同時埋入します

2~3カ月後に最後方のインプラントにも負荷をかける この時の咬合歯負担は 力学的に
非常に安定したものとなっている

6本のインプラント頚部を結んだ多角形は 広い面積を有し
物理学的に安定していることがわかります
建築物言えば 右上図のように 建物の4隅に柱を持つ 磐石の設計に似ています
骨がやせて 下歯槽神経の上方に骨が無い場合 この傾斜埋入によって最後方インプラントの
咬合力の作用点を後方に移動するメカニズムはないのです
ほとんどの東洋人の無歯顎は 骨がやせています
事実 インプラントを強く望まれている方は 骨がやせて 入れ歯が安定しないから
インプラントを選択しているのですから
また 東洋人は骨密度も低くとくに骨質の悪い上顎では しっかりとインプラントが動かないで
固定できる状態 良好な初期固定を得られない状態がほとんどなのです
逆に骨量が十分あれば 下歯槽神経の上方に インプラントをいれられる訳です
実際 傾斜して埋入すると 自然な立ち上がりの人工歯は作成しにくくなり
現実 オールオン4は ほとんどのケースで 有床型で 入れ歯が固定されているのです

上写真の様に 従来の総入れ歯をネジで固定したものが All on 4の 標準術式です
よーく見ると 限りなく 昔ながらの 入れ歯に 近い形態で 食べ物が
床下部に食砕がはさまりやすいのです

当医院 オリジナルの即時負荷は歯肉から 歯が 自然にたちあがっている
形状となります
そんな形状のため 清掃性も悪いし 14歯ではなく10~12歯の人工歯を支えることは
避けている場合が多いのです
(つまり 本来咬合の大部分を負担すべき大臼歯は大部分無いのです)
オールオン4は すこし辛辣な言葉で表現すれば どこまで 鉄骨を少なくして建物は建てられるか?
そういう 発想です
悲しく 愚かな事に 患者さんばかりでなく その術者である歯科医師の中でも
All On 4=即時負荷となりつつあるのが現実です
欧米の技術を その真意を理解することなく 思考停止の状態で模倣することは
実に危険です
晴れの日ばかりではなく 台風もくるし 地震だってくるのです
人によっては 歯ぎしりやくいしばりのある人もあるし やたら 咬む力の強い人もいるのです
4本の橋げたの1本がこわれたら それは 他の3本も崩壊するのは 神戸の地震でみなさんも
理解できたはずです

支台が1本 直線的に並んだ 阪神高速道路は
地震で倒壊しました

国家プロジェクトと言える 明石大橋は
並列した 2本ずつの支柱が並び
盤石の支台設計がなされています
私の見解では 上顎では8本 下顎では6本のインプラントを埋入すべきであり
即時負荷にこだわるなら 前方の4本だけで仮歯を入れ即時負荷を行い
(無理に傾斜埋入しなくていい) 完全に骨とインプラントの結合が成されてから
残りの数本を連結した 上部構造を いれるべきだと考えます
これがほとんどの日本人に合った 即時負荷だと私は考えるのです
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当院では 骨質の悪い臼歯部にもインプラントを埋入し骨質のよい前歯部に埋入したインプラントと
早期連結し 上部構造もブリッジタイプの審美性の高いものを作成する術式に変更を加えました
複数の技工スタッフが72時間集中的に作業を行うことで 短期に高い精度の補綴物を作成し
インプラント体をこれで連結し早期の咬合負荷をかけることが可能としました
その技術的な詳細は 企業秘密です(現在 論文作成中)
しかし 結果は症例が雄弁に語ってくれていると思います
- 複数本のインプラントを入れる場合に可能→1~2本のインプラント埋入ケースは
適用外となる - 骨質がある程度 固い場合に適応となる 一般的に上顎骨より下顎骨が骨質良好で
上下顎とも臼歯部よりも前方歯の方が骨質が良い
結論 最も食生活で苦労している無歯顎の方こそ 即時負荷の適応症として最適です











