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ペリオウェイブ-光科学殺菌システム-

当院は歯周病治療にペリオウェイブを導入しています

ペリオウェイブは、インプラント周囲炎に対しても効果的な、
現在世界が注目している歯周病治療のバイオテクノロジー、光殺菌技術です。

ペリオウェイブとは、非熱ダイオード・レーザー技術と歯周病治療用光感作溶液とを組み合わせ、歯周病菌のみを特異的に殺菌できるという、光科学殺菌システムです。

ペリオウェイブの特徴

①正常組織へのダメージが少ない

無熱レーザー光(コールドダイオード)による治療のため、治療の際の痛みが少なく、正常組織へのダメージも少ない治療法です。

②1回の治療時間が短い

歯石除去後、歯周ポケット内に「バイオジェル(Biogel)」と呼ばれる染色液を注入し歯周病菌を染め、レーザー光を約1分間照射する光殺菌治療法のため、1回の治療時間が短くすみます。また、ほとんどの場合、1回~3回の処置で改善しますが、改善後も予防の為に3ヶ月おきの受診をおすすめします。※治療回数には個人差があります。

③内服薬を使用しない

従来の歯周病治療は、内服薬として抗生物質を使用し、歯周病の原因となる歯周病菌を殺菌してました。

ペリオウェイブは、レーザー光の光とバイオジェルの光感受性物質との化学反応により活性酵素を発生させ、歯周病菌を殺菌する光殺菌治療法です。この際に大量発生した、人体に安全な活性酸素(一重項酸素)には細菌を殺す特徴があり、それにより歯周病菌を殺菌するため、治療に内服薬を使用しません。

④副作用が起こりにくい

全ての細菌に効く抗生物質はないため、内服薬として抗生物質を服用する治療法では、長期間服用すれば耐性菌が出現し、内服薬の効果が薄れたり、抗生剤による肝機能や腎機能障害などの副作用が起こる可能性があります。しかし、ペリオウェイブでは内服薬を使用しないため、抗生物質による副作用はありません。

⑤歯周病菌以外の細菌にも有効

ペリオウェイブは、歯周病菌だけでなく、歯周病に関係するグラム陰性菌も殺し、組織破壊の原因となる内毒素も不活性化するので、歯周病の治癒機会をかなり高めることができます。

ペリオウェイブの歴史

レーザー治療は、今更新しい治療ではありませんが、当院で使用しているぺリオウェイブという治療法は、いままでのレーザー治療と全く違った殺菌システムです。レーザー治療は、PDT(photo dynamic therapy)治療(光線力学療法)とも呼ばれ、レーザー光の熱で悪い組織を焼き切るなどといった、薬を使わない光による殺菌システムの総称です。医科でも、ガン治療やニキビ治療など、眼科や皮膚科、癌治療に有効な治療法で、積極的に取り入れられており、抗生物質よる治療法より歴史が古いといわれています。

ペリオウェイブによるPDT治療は、「バイオジェル」で歯周病菌を染色し、それに反応する無熱レーザー光(コールドダイオード)を照射することで発生した活性酸素により、歯周病菌を殺菌する治療法です。そのため、治療の痛みが少なく、正常な組織を破壊する必要がない、人体にとても安全な、全く新しい治療法なのです。

ペリオウェイブ導入のきっかけ

当医院では、まず歯周病治療ではなく、インプラント移植骨感染防止のためにぺリオウェイブを導入しました。もちろん歯周病治療にも使用するのですが、院長自身が常に好奇心を持って、新しい技術を求める気持ちは、全ての歯科分野にわたっても、患者さんの治療にとっても、良い結果をもたらすみたいです。

当医院では、常に最善・最新のインプラント治療を目指しています。

当医院のインプラント技術は、歯周病治療にもフィードバックされています!

ペリオウェイブのメカニズム

ペリオウェイブの光科学殺菌システムは、670mmの波長で励起する220mWの低出力の「光エネルギー」と、光活性剤「バイオジェル」を併用して、多くのバクテリアを不活性化し、バクテリアやトキシンを残しません。物理的に細菌を破壊するため、殺菌に抗生物質を使った従来の治療法と違って、バクテリアの抵抗性を刺激することなく、即座にグラム陰性菌を破壊します。

その光活性剤「バイオジェルの正体」は、0.01%メテレン-ブルー色素を含む中性リン緩衛液で、この色素はグラム陰性菌およびグラム陽性菌の細胞壁を構成する「リリポポリサッカライド 糖脂質」の脂質に特異的に統合します。そこに光エネルギーを照射することにより、色素が結合した歯周病原細菌は破壊されます。

また、この色素は生体の細胞には結合しないため、光エネルギーによる侵襲は最小限であることをもわかっています、まさに低侵襲の概念に合致した、全く新しい治療方といえるでしょう。

「ペリオウェイブ」の基礎となる原理は、歯周疾患を進行させる細菌を除去することにあります。まず光活性剤「バイオジェル」を歯周ポケット内に塗布します。この色素は、グラム陰性菌とグラム陽性菌両者の細菌壁を構成する内毒素と脂質に結合します。

両者の細菌の違いは、細胞壁のペプチドグリカンの厚さであり、グラム陰性菌のほうがより迅速にメチレン-ブルーによって染色されます。「ペリオウェイブ」の非熱光は光子を生産させ、光活性剤「バイオジェル」の分子と高頻度で結合します。

その光子は、色素分子に衝突することにより、光線力学連鎖反応が開始され、色素を包囲する酸素分子は、電子を失うことでフリーラジカル(活性酸素)となります。この活性酸素は、細菌細胞壁に対して毒性を有しており。細胞壁を分解することにより、その細菌を破壊します

ペリオウェイブのメカニズムの写真1

光活性剤「Biogel」を歯周ポケットに塗布

ペリオウェイブのメカニズムの写真2

光エネルギーを照射することで、「Biogel」の分子と高頻度で結合

「ペリオウェイブ」は、広い抗菌スペクトルを発揮するシステムであり、歯肉縁下細菌とそれら細菌のもつビルレンスファクターを破壊します。

細菌性プロテアーゼ(タンパク分解酵素)・コラゲナーゼ(コラーゲン分解酵素)および内毒素が不活性化される結果、炎症反応は消息して、歯周組織の破壊は抑制されます。

つまり「ペリオウェイブ」は、二重の抗菌作用をもつことになります。

歯周病原性のグラム陰性菌を殺菌するのみならず、これら細菌が有する内毒素(LPS)を不活化させるのです。また抗菌剤を使わないので耐性菌のリスクもありません。それが、ペリオウェイブという治療法なのです。

ペリオウェイブの治療器具の写真

※ペリオウェイブの治療器具の写真
感染症予防のため、当院では一人一人の患者様に、専用の治療器具、バイオジェルを使用し、感染症対策に努めています。

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